症状別の注意と影響
お薬の効き方・影響・副作用は、その方の過去の病歴や身体の状況、年齢、体重、生活習慣などによって異なります。適切な治療を受けるために、ご自身の体調や身体の状況を、医師や薬剤師にしっかりと伝えましょう。
妊娠中・授乳中の方
お薬を服用すると、おなかの赤ちゃんや母乳の成分に影響がおよぶ可能性があります。
妊娠の週数や母体の状況によっても影響の度合いは変わります。
お子さま
子どもの身体は発育途上にあるため、お薬を分解・排泄する能力が大人よりも弱く、お薬の影響を受けやすい傾向があります。
大人用のお薬を単に減量して飲ませるようなことはお止めください。
ご年配の方
ご年配の方は、老化で肝臓機能が低下しているだけでなく、複数の持病のためにお薬を長期間にわたって何種類も服用しているケースが少なくありません。
副作用などのリスクも高くなるため注意が必要です。
喫煙者・飲酒量が多い方
喫煙者や飲酒量が多い方は、肝臓の機能代謝が高まっているため、非喫煙者や飲酒量が少ない方よりも早くお薬を分解してしまいます。
そのため、お薬が効きにくくなってしまう傾向にあります。ただし、過度なアルコール摂取により肝臓機能が弱っている場合には、お薬の効果が強くなります。